大野 貴弘(おおの たかひろ)
早稲田大学社会科学部
一言:
飲み、温泉…楽しかったですが、急な参加で勝手がわからずお客さんになってしまいました。
ふれあい祭感想:
電脳ふれあい祭には8月1日夜からから4日まで参加させていただきましたが、ふれあい祭後半のみ、それも駆け込み的な参加になってしまったため夜は飲み、昼は温泉と実に建設的でない参加形態となってしまい迷惑かけたなぁというのが正直なところです。それにも関らず偉そうなこと書きます。(苦笑)
企画としてはウォークラリー、パソコンお助け隊、牛岳登山に参加しましたが、初めと終わりの二つは「ふれあい」、真ん中の一つは「電脳」で山田村と 関わり、多少考えさせられるところがありました。
まず「ふれあい」の方ですが山田村の皆さんがとても協力的で学生側と村民側の緻密な対話が背後にあったことを伺わせ、祭りの計画に当たられた方の心の砕きように頭が下がります。またこれは同時に山田村の皆さんが学生ボランティアを必要としている、期待をかけていることを示しています。それはいっ たいどのような必要なのか、どのような期待なのかということが非常に気になりました。私はヘラヘラと酒を飲み、温泉に浸かり、談笑し、遊んできたわけですが、たしかにそれも山田村にとって意味あることでしょう。しかし、それだけではあまり建設的とは言えません。
そこで「電脳」というキーワードとそれによる村の変化を考えていくことになります。山田村はこれにより全国の注目を集め、学生ボランティアも集まり、 このようなイベントも行なわれました。では、その先は?パソコンお助け隊で とあるお宅にお邪魔し、やっぱりビールを飲みながら家族の話を聞き、あまり使われていないパソコンをいじり、その活用法、魅力を説得力なく口にして、 情報化の土台の一つを築くだけでもこうした労力と資金がかかるのに、その先に進むとはどういうことだろうか。と、首をかしげることになりました。山田村の取り組みが始まって3年(だったかな?)では情報化の深い浸透は困難だし、また情報化の取り組みに積極的な人もいるでしょう。私には祭りの間そのような面についてじっくり考える余裕がなかったのですが、祭りの最後に情報化センターにたちより、山田村に関する新聞などの記事を読み、その中には村にある議論や困惑、個人的な変化についての記事が多く、経済・社会的な影響についてはあまり触れられていないのをみて、これはなかなか大変な問題だなとの感を強くしました。
情報化の取り組みが始まって3年(?)、まだまだ先は見えませんが、多く の人の興味や努力、変化を引き出している山田村が及び腰ながら気になる私なのでした。
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