車の中からの夕暮れ

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これは見ての通り夕暮れです。(見れば分かるって何回も言ってるのに・・・)虹と夜景と同じように父の同窓会の時に撮りました。題名どおり車の中から撮りました。それではお話の方へ。

※今日のお話※
 ガルムの旅 第5話親友へ会いに
再びNEWキャラクターが登場します。彼女の登場がメインです。(のつもりです)
 由紀と別れた次の日の朝、ガルムは昨晩悩んだ末に決めた場所に行く事にした。由紀に感じた妙な力が気になった。彼女(由紀や赤音の事ではありません)に相談すれば何か分かるかもしれない。その読者諸君はまだ知らない彼女というのはガルムの親友だ。簡単な携帯食料の食事を終えて出発した。
 まず、ずっと隠しておいたバイクを取りに行った。由紀に初めに会う少し前に茂みに隠したのだ。バイクの汚れを払って壊れたりしていないか確認した。そして静かな人里離れた山の中で遠慮なく騒音をたてて目的地につながる場所に大急ぎで行った。
 日がだいぶ高くなった頃目的地へつながる場所についた。
「間に合った。」
ガルムはぼそっと呟いた。まもなく水色の小さな光の粒が一つ現れた。それは一気に大きくなり人が通れる位の大きな円になった。不思議な空間だ。それはワームホールといって闇の世界と人間界をつなぐ空間だ。時間経過は闇の世界も人間界も同じだ。ガルムはワームホールに入っていった。
 闇の中にいくつもの星が瞬き荒地が広がっていた。草は生えておらずぽつんぽつんと枯れ木が立っていた。岩もある。ガルムはある人物を探して枯れた枝のアーチをくぐった。その先は全く別世界だった。ただし、そこも暗かった。森の中に小道があった。ガルムはそこをバイクで走った。ガルムが会いたがっている人物は木の上で熟睡中だった。
「おい、サイ、起きろ。」
サイと呼ばれた人物は安眠を邪魔されて不機嫌な様子だったがガルムの姿を見ると機嫌をなおしたようだった。
「久しぶりね、ガルム。」
「やあ、サイラリンデ。」
サイラリンデという名前らしい。木から降りてきた。その人は見るからに陰気だった。見た目はとても美人な若い女性という感じだが肌は人間と思えないほど白かった。(人間じゃないけど)その白さはかえって不自然だった。生きている人間ならここまで肌が白かったりはしないだろう。髪は長くて黒く、しばってあった。額には暗い赤色の透き通った宝石のような石が埋め込まれていた。(はずす事はできません)彼女は魔法使いだ。魔法の扱いに長けた種族の悪魔の父と人間の母の間に生まれた子だ(彼女は大人です)彼女は不死身でどんな傷でも一瞬で回復する。黒い長ズボンと半袖の服の上からマントを着ている。左の方でブローチで留めてある。そのブローチは赤くて円く、黄色のふちどりがされていてドラゴンの頭の黒いシルエットがある。ただのブローチではなく彼女の魔法の腕の階級を示している。彼女の階級はドラゴンで最高位だ。(魔法使いはたくさんいるので一つの階級に一人だけという事はありません)つまりかなり凄腕の魔法使いという事になる。ちなみに年齢は途方もないで不明だが約5000歳という説が有力だ。
 「少し前に知り合った増田由紀って言う人間の事なんだ。何か魔力のような物を感じた。」
ガルムが言った。
「魔力?人間に?」
「ああ、だから不思議に思ったのさ。とても強い魔力だ。彼女・・・あいつ女なんだけど、は全く何も知らないようだったけど。人間でも魔力感じたりするののか?」
「ごくまれに、特殊能力を持つ人間が居たりするの。でも、弱いんならともかく強い魔力を感じた例なんて聞いた事ないわ。そんな人間自体いないに等しい位少ないけど。」
由紀は一体。
<解説>
おー!遂に不死身の魔法使い、サイラリンデ登場!。

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ぶ、文ちゃんがと、登場ですか??ますますわからんかもいだ。

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